Heat'n Panel
温水循環式床暖房
「ヒートンパネル」
ヒートンパネルは人間が本来持っている生理的感覚を上手く利用し、輻射熱が多ければ多少室温が低くても温かみを感じる理想的な暖房方法です。
ヒートンパネルから発生する6〜11μmの波長は、太陽光線から放射される広域赤外線のなかでも特に「心地よさ」を感じる波長帯と同じです。 詳しくは「育成光線」をご覧ください
人間の皮膚表面から2mm位内部には「温点」といわれる生理的暖かさを感じる部分があり、この温点は人体の中でも手のひら・足の裏や下半身に密集しており、特に下半身を中心に暖める床暖房は室温を暖めすぎる必要も無く、省エネルギーにおいても理想的な暖房方法といえます。
暖房の種類 |
方法 |
燃料 |
熱源 |
温まり方 |
ランニングコスト |
安全性 |
ヒートンパネル |
自然対流・輻射熱 |
灯油・ガス・電気 |
温水 |
ゆっくり |
非常に安い |
高い |
対流式ストーブ |
対流・輻射熱 |
灯油 |
燃焼器 |
ゆっくり |
安い |
やけど・転倒時危険・一酸化炭素中毒 |
ファンヒーター |
強制対流 |
灯油 |
燃焼器 |
早い |
少し安い |
一酸化炭素中毒 |
電気式ストーブ |
反射式 |
電気 |
ヒーター |
早い |
非常に高い |
やけど |
ガスストーブ |
対流・輻射熱 |
ガス |
バーナー |
早い |
非常に高い |
やけど・一酸化炭素中毒 |
オイルヒーター |
自然対流・輻射熱 |
電気 |
ヒーター |
遅い |
高い |
高い |
ハロゲンヒーター |
輻射熱反射式 |
電気 |
ヒーター |
早い |
高い |
高い |
ホットカーペット |
自然対流 |
電気 |
ヒーター |
ゆっくり |
高い |
電磁波の影響が心配 |
床暖房 |
自然対流 |
灯油 |
温水 |
ゆっくり |
安い |
高い |
床暖房 |
自然対流 |
ガス |
温水 |
ゆっくり |
高い |
高い |
床暖房 |
自然対流 |
電気 |
ヒーター |
ゆっくり |
高い |
高い |
エアコン |
強制対流 |
電気 |
熱交換器 |
早い |
非常に高い |
高い |
ヒートポンプ |
強制対流 |
ガス |
熱交換器 |
早い |
少し安い |
高い |
暖房方法にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴をもっているため単純に比較できませんが、対流式の場合は特に暖められた空気は比重が軽くなり空間の上部へ滞留してしまい本来の生活空間域まで暖めようとしたとき上・下間温度差が大きすぎる為、温度ムラによる不快感を感じることになります。
また温度ムラを解消しようと強制的に空気を攪拌し平均化しようとすると、暖房する空間とそれ以外の空間との温度差による熱交換が活発化され、熱損失が大きくなることにつながり省エネとしてあまり効果が期待できません。
電気による暖房は消費電力が大きい割に暖房効果を与えられる空間が狭く、機器の直前や周辺でないと暖かさを感じられません。
他の方法と比較し直接燃料を燃やさない熱の為、クリーンなイメージがありますが、実際発電所では何らかの燃料により電気が作られ送電中のロスが現実問題非常に大きく決してクリーンで省エネと言えない部分が隠されています。
C-tubeによるヒートンパネルは化石燃料を使用する熱源(ボイラー)を使い湯をいったん沸かし配管内を循環させる方法で、クリーンなイメージに受け取られないかもしれませんが、熱効率が非常に高く消費したエネルギーを無駄を少なく使うことができることから各社紹介されている優れた床暖房システムの中でも特に効率が高く省エネルギーにつながる方式といえます。
床暖房のメリット
排気が室内に出されないため清潔な空間環境を保つことができる
下半身を暖めることにより、身体全体への血流が良くなり室温が余り高くなくても暖かく感じる
上部空間だけ温度が高くなることなく、頭がボーっとしたり顔が火照ったりしない
熱源が外部にあるのでやけどすることが無い
床暖房のデメリット(欠点)
いったんボイラーでお湯を沸かし床下へ循環され、C-tubeからアルミ伝導板と床材を経て床表面へ熱が伝わってくるシステムの為、即暖性は直接空気を加温する暖房器と比較して少し劣ります。瞬時に立ちあがらないことが唯一の欠点と言えますが、使い方を考えることにより、この欠点は解消されます。たとえば冷え切った部屋に帰り床暖房のスイッチをONにします。すぐに温まらないことさえ理解していれば、エアコンやファンヒーターをはじめの30分程度併用し床が暖まってきたら停止します。その後は床暖房だけにして暖かでクリーンな室内でゆっくりとおくつろぎください。
使用方法として24時間常時通湯をした場合
通常の感覚的では、常時運転させておくことは無駄なエネルギーを消費しているように感じるのですが、C-tubeが一番放熱量が大きいのは、低い室温を設定温度までに立ち上げるときで、常時運転させておくとこの立ち上がり時のロスがなくなり、結果運転したり停止させたりを繰り返すより燃料消費が少ないというデータもあります。
(使用上の注意事項:体質や床の温度設定により低温やけどをする可能性が全く無いとは言えませんので、床の上にそのまま長時間じっとしていたり寝てしまったりしないようご注意下さい。)
床暖房と温風器との温度分布の違い
設置要領の解説がありますのでクリックしてください ↑↑